ご存知、スマホ依存症。
実体験のある方、体験中の方、何とかしたいとお悩みの方、
治す位なら死んだ方がマシと思っている方、色々いらっしゃいます。
電車の中で、楽しそうに話をしている、仲良し2人組風の小学生の女の子を見かけました。
そんな光景はいくらでも目にしますが、アラっと思ったのは・・・
只、話をしているのではなくて、
二人共、ず〜っと片手にスマホを握りしめ、頻繁に画面を相手に見せ乍ら、何やら会話をしているのです。
きっと、写真を見せたりしているのでしょう。
昔なら、アルバムを見乍ら、こんな所に行ったとか、こんなものを見たなどと話をした所ですが、
最近は、写真がスマホに入っていますから、当たり前と言えば当たり前。
それだけの事なら、誰もアラっとは思わないのですが、
変なオジさんだと感付かれない様に心がけつつ観察していると・・・
もしかして、スマホを媒介にしないと、話す事が出来なくなっているんじゃないか?
そんな風に見えてきました。
一人は、時々カバンにしまうのですが、またすぐに取り出します。
もう一人は、ず〜っと使いっ放し。
子供だけではなく、大人もそうですが、話題を見つけるのに、苦労する時があります。
会社帰りに、どうでも良い奴と駅のホームでばったり!
やべっ、と思いつつも、「あっ、オツカレサマで〜す」
直後に、スマホを見つめ、何やら操作。
(やばっ・・・ 何も喋る事ないし、トリアエズ、LINEとかしとこっ)
(これで、ちょっと時間稼ぎ出来た)
「このアプリって、知ってますぅ?」
そんな時、非常に便利なグッズです。
くだんの小学生、楽しそうに喋ってはいるのだが、必死にスマホの画面を見せ、また覗き込む動作の繰り返し。
何か、スマホ無しでは、成立し得ない世界の様な雰囲気が漂っていました。
もし、突然、電池が切れてしまったら、あの子達はどうなってしまうのでしょうか?
それでも、何も映らない画面を見乍ら、「やばっ! めっちゃ暗くない?」とか言うのでしょうか?
その後、スマホを振ったりして、「やばい、やっぱ電池切れぇ〜、これってマジやばくな〜い?」
などとスマホ談義をし続けるのでしょうか?
んなアホな、電池なくなったら流石にカバンにしまうだろ、と思う人も居るでしょうが、
電波が届かない場所に居ても、もしかして、ここなら繋がるかもしれないと、
必死に電波を追い求める大人達の姿を、何度も目の当たりにしていると、オジさん、そんな気がしてしまうのです。
楽しい会話にスマホあり。
行き着く先は、スマホなくして楽しい会話なし。
何か寂しい気がします。